
「香りが強い」「塩味がある」という理由で、ワインとのペアリングが難しいと思われがちなブルーチーズですが、じつは“相性の法則”さえ押さえれば、組み合わせの失敗はほぼありません。
本記事では、ブルーチーズと相性のよいペアリングワイン7選を、タイプ別の理由とともにわかりやすく解説します。
自宅でレストラン級のマリアージュを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ブルーチーズとペアリングワインの相性が決まる3つの基本要素


ブルーチーズとペアリングワインの相性は、単に香りや味の強さだけで左右されるものではありません。チーズの塩味や熟成による複雑な香り、そして口に含んだ時の質感など、いくつかの要素が重なり合ってバランスが決まります。
ここでは、とくに重要となる3つのポイントを解説し、ブルーチーズとペアリングワインをより深く楽しむための基本をまとめます。
ブルーチーズの「塩味」とワインの「甘み」の関係


ブルーチーズの特徴の一つが、青カビによって引出される強めの塩味。この塩味は、ペアリングワインの「甘み」と合わせることで調和します。
甘みが塩味をまろやかにし、チーズのコクを一層引き立てるため。とくにソーテルヌやトカイのような甘口ワインは、ブルーチーズとの王道の組み合わせとして知られています。
以下は、塩味と甘みの関係をわかりやすく整理した表です。
| 要素 | ブルーチーズの特徴 | ペアリングワインの役割 |
|---|---|---|
| 塩味 | 青カビ由来のしっかりした塩気 | 甘口ワインが塩味を包み込み輪郭を整える |
| 甘み | 塩味を引き立てながら後味を長くする | バランスを取って複雑な余韻を形成 |
ブルーチーズとペアリングワインを合わせる際は、塩味に対して甘みがどの程度寄り添うかを考えることで、失敗のリスクは大きく減り、味わいの奥行きも増します。
ブルーチーズの「熟成香」とワインの「香りのボリューム」


ブルーチーズは熟成期間が長くなるほど、ナッツや牧草、動物的ニュアンスなどの複雑な熟成香が生まれます。
この香りが強いほど、軽めの香りをもつワインでは負けやすく、ペアリングワインとしては満足度が下がりがちです。
ポイントは、チーズの熟成香に対して「香りのボリュームが適度に強いワイン」を合わせること。例えば、以下のようなワインが相性の軸になります。
- ヴィオニエ:熟したアプリコットの濃い香りがブルーチーズに負けない
- ポートワイン:熟成感のある甘い香りが青カビの風味と調和
- 樽香のあるシャルドネ:香りの厚みがチーズの香りと溶け合う
ブルーチーズとペアリングワインを合わせるとき、香りの強さだけでなく「香りの方向性」(果実味、蜂蜜、スパイスなど)も重要なポイントになります。
同じ熟成香でも、香りが重なり合うペアリングは、食後でも香りの余韻が長く続きます。
ブルーチーズの「ねっとり感」とワインの「酸のバランス」

ブルーチーズは、タイプによって口の中で広がるねっとりした質感が異なります。

とくにクリーミーなブルーチーズは、ワインの酸が弱いと重く感じられやすく全体のバランスが崩れます。このような場合は「酸のバランスが適度にあるワイン」が必要となります。
酸が果たす役割は次の通りです。
- 口の中の脂肪分をリセットし、次の一口を心地よくする
- 塩味と旨味を引き締め、味わいを軽くしてくれる
- 余韻をすっきりさせ、ブルーチーズの重さを抑える
例えば、リースリングのように爽やかな酸をもつワインは、ねっとりした食感のブルーチーズと非常に相性がよく、食後の重さを感じにくい組み合わせになります。
ペアリングワインを選ぶ際は、酸が強すぎず弱すぎない、バランスのよい品種を選ぶことがポイントです。
ブルーチーズに合うペアリングワイン7選


ブルーチーズに合うペアリングワインは甘口から辛口、白ワインから赤ワインまで幅広く存在します。ただしブルーチーズの塩味や熟成香、青カビ由来の香りに合うワインは限られています。
ここでは、ブルーチーズとの相性がとくに優れた7種類のペアリングワインを、特徴と組み合わせの理由を交えて詳しく紹介します。
① ソーテルヌ(甘口白)|塩味を包み込み濃厚な余韻に
出典:エノテカ

ブルーチーズと甘口白ワインの中でも、最も有名なペアリングワインがソーテルヌ。濃厚な蜂蜜のような甘さと複雑な香りがブルーチーズの塩味を優しく包み込み、リッチな余韻へと導きます。
組み合わせの相性ポイントを以下の表にまとめました。
| 項目 | ブルーチーズ | ソーテルヌ |
|---|---|---|
| 味わい | 塩味が強くコク深い | 濃厚な甘みととろみ |
| 香り | 青カビの複雑な香り | 蜂蜜やドライフルーツの香り |
相乗効果として、ブルーチーズの塩味が甘さを引き締め、甘みがチーズの刺激的な香りを包み込むため、深みのあるマリアージュが生まれます。
② トカイ・アスー|青カビの旨味が甘みで立体的に
出典:エノテカ

トカイ・アスーはソーテルヌと並ぶ甘口のペアリングワインで、ブルーチーズの青カビの旨味を立体的に引き上げてくれます。
蜂蜜やアプリコットの甘さと酸味が絶妙で、後味が重くなりません。
- 甘さ:濃厚だが透明感のある甘み
- 酸味:ブルーチーズの塩味を引き締める
- 余韻:長く続く深みのある香り
青カビの力強い旨味とトカイの果実味は、相性がよく、とくに熟成タイプのブルーチーズと相乗効果が高まります。
③ ポートワイン(赤甘口)|強い香りを調和させるクラシックな相性


ポートワインはアルコール度数と甘味が高く、香りのボリュームも豊かで、ブルーチーズの濃厚な香りとよく調和します。
青カビの刺激的な香りにも負けない存在感をもつため、古くから定番の組み合わせとして愛されています。
とくにおすすめなのが、以下のような組み合わせです。
- ロックフォール × ルビー・ポート
- スティルトン × トゥニー・ポート
強い香りの調和がテーマとなる組み合わせなので、個性の強いブルーチーズほど相性が際立ちます。
④ アイスワイン|ミルキーなブルーチーズに清涼感をプラス
出典:エノテカ

アイスワインは、凝縮したブドウの甘みと爽やかな酸味が特徴のペアリングワイン。ミルキーでクリーミーなブルーチーズと合わせると、清涼感が加わり食後でも軽やかに楽しめます。
とくに相性のよいブルーチーズのタイプとしては、以下が挙げられます。
- ブルードーヴェルニュ
- ゴルゴンゾーラ(ドルチェ)
清涼感のある酸味が、ブルーチーズのミルキーな余韻を引き締め、全体を上品にまとめてくれます。
⑤ リースリング(辛口〜半辛口)|軽めのブルーチーズに万能
出典:エノテカ
リースリングはフレッシュな酸味と透明感のある味わいをもつため、軽めのブルーチーズに合わせやすい万能のペアリングワインです。辛口はキレのある爽やかさ、半辛口はほどよい甘みが魅力です。
以下に、リースリングとブルーチーズの相性を比較できる表を示します。
| タイプ | おすすめの相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 辛口 | 軽めのブルーチーズ全般 | 酸が脂肪分を流し、後味が軽やかに |
| 半辛口 | やや塩味の強いタイプ | 甘みが塩味を和らげ味わいに奥行き |
ブルーチーズの個性を活かしつつ、食後でもバランスよく楽しめる組み合わせで、初めてペアリングに挑戦する方にもおすすめです。
⑥ ヴィオニエ|香りの強さとオイリーな質感が調和
出典:エノテカ

ヴィオニエは香りが非常に豊かで、アプリコットや白い花の濃厚な香りが特徴。ブルーチーズの熟成香や青カビ香に負けない存在感があり、ペアリングワインとして高い満足感を得られます。
ヴィオニエがとくに合う理由は以下の通りです。
- 厚みのある香りがブルーチーズの個性と調和
- オイリーな口当たりが塩味を包み込む
- 穏やかな酸が食べ疲れを防ぐ
とくに香りのボリュームが強いブルーチーズや熟成タイプと好相性で、香りの一体感を楽しみたい方に最適です。
⑦ シラー/シラーズ|塩味とスパイス感が驚くほどマッチ
出典:エノテカ

ブルーチーズに赤ワインを合わせるのは難しいと思われがちですが、シラー(シラーズ)は例外。黒胡椒のようなスパイシーな香りがブルーチーズの塩味と意外なほど調和し、深みのある味わいを作り出します。
相性がよくなる理由は次の通りです。
- スパイス香が青カビの強い香りと調和
- 濃厚な果実味が塩味を引き立てる
- タンニンが控えめでバランスが取りやすい
とくにロックフォールやゴルゴンゾーラのような塩味の強いブルーチーズと合わせると、複雑な旨味が引き出され、赤ワインの新しい魅力を感じられる組み合わせになります。
ブルーチーズの種類別に選ぶペアリングワイン


ブルーチーズに合うペアリングワインを正しく選ぶには、チーズの種類ごとの塩味・香り・熟成度を理解することが欠かせません。
同じブルーチーズでも、ゴルゴンゾーラ・ピカンテ、ロックフォール、スティルトン、ブルードーベルニュでは相性の良いワインが大きく異なります。
ここではブルーチーズとペアリングワインの組み合わせを失敗しないための指標を、それぞれの特徴とともにわかりやすく解説します。
ゴルゴンゾーラ・ピカンテに合うワイン


ゴルゴンゾーラ・ピカンテは強い塩味と刺激的な青カビの香りが特徴で、力強い甘口ワインとの相性が抜群です。
ペアリングワインを選ぶポイントは「甘味の厚み」と「アルコールのボリューム」です。
濃厚な甘味はブルーチーズの辛味と調和し、香りのバランスを整えてくれます。
| ポイント | 解説 |
|---|---|
| おすすめ甘口 | パッシート、貴腐ワイン、レチョートは塩味を包み込み、ブルーチーズの香りを引き立てる。 |
| 相性理由 | 強い青カビの刺激と甘味の対比効果によって味に立体感が生まれる。 |
ロックフォールに合うワイン


フランスのロックフォールは「羊乳由来の濃厚さ」と「力強い塩味」が際立ち、ブルーチーズの中でもとくに個性が強いタイプです。
ロックフォールに合わせるペアリングワインは、香りの厚みと甘味、そして余韻の長さが重要になります。
| ポイント | 解説 |
|---|---|
| 合うスタイル | ソーテルヌやモンバジャックなどの濃密な甘口白ワイン。 |
| 相性理由 | 羊乳のコクと貴腐ワインの蜂蜜のような甘味が補完関係にある。 |
ブルースティルトンに合うワイン


イギリスのブルースティルトンはクリーミーで穏やかなブルーチーズで、塩味よりも乳脂肪のまろやかさが目立ちます。
ペアリングワインは甘味と酸味のバランスがよく、重すぎないタイプが適しています。
| ポイント | 解説 |
|---|---|
| おすすめワイン | ポートワイン(とくにトウニー)が好相性。 |
| 相性理由 | 乳脂肪のまろやかさにナッツ香や熟成香が寄り添い、ブルーチーズの深みを引き出す。 |
ブルードーベルニュに合うワイン


フランス中南部オーヴェルニュ地方のブルードーベルニュは、青カビの風味は強いものの、ロックフォールほど塩味が尖っていない点が特徴です。
フレッシュ感のある甘口や果実味豊かな白ワインがペアリングワインとしてバランスよく機能します。
| ポイント | 解説 |
|---|---|
| おすすめワイン | ヴァン・ド・パイユ、遅摘みワイン、芳醇な白。 |
| 相性理由 | 青カビの香りに果実味が寄り添い、ワインの酸味が後味を整える。 |
ブルーチーズとペアリングワインをより美味しくするサーブのコツ


ブルーチーズとペアリングワインの組み合わせは、選ぶワイン自体の良さだけでなく、温度や提供順、添え物などのサーブの工夫で味わいが大きく変わります。
ここでは家庭でも実践しやすい「温度」「順番」「添え物」の3つのコツを詳しく解説します。
ちょっとした準備で、ブルーチーズとペアリングワインが格段に引き立ちます。
温度の最適化(チーズとワイン)
温度はブルーチーズとペアリングワインの香りやテクスチャーを左右する最重要ポイント。
チーズもワインも冷たすぎると香りが閉じ、温かすぎるとアルコールや脂が強調されてバランスを崩します。目安となる温度帯を以下にまとめましたので、試してみてください。
| アイテム | 最適温度 | ポイント |
|---|---|---|
| ソフト系ブルーチーズ(ドルチェ等) | 12〜16℃ | 冷蔵から出して10〜20分置き、ねっとり感を活かす。 |
| ハード寄りブルーチーズ(ピカンテ等) | 14〜18℃ | 香りが開きやすい温度に調整すると塩味の輪郭が出る。 |
| 甘口のペアリングワイン(ソーテルヌ等) | 8〜12℃ | 甘みと酸のバランスを感じやすい冷温が適切。 |
| 辛口白/リースリング | 7〜10℃ | 酸がシャープに立ち、ブルーチーズの脂を洗い流す。 |
| ポートやシェリー等の甘口赤 | 14〜18℃(やや冷やす) | 冷やしすぎないことで甘味の厚みと香りが両立。 |
ブルーチーズは冷蔵庫から出して︎約15分ほど常温に近づけてから出すと、香りとテクスチャーが最も引き立ちます。一方で、甘口のペアリングワインは冷やしすぎないように注意してみてください。
口中のバランスを整える順番
食べる順番(テイスティングの順)を工夫することで、ブルーチーズとペアリングワインの魅力を段階的に引き出せます。
基本は「軽いもの→強いもの」「酸味や清涼感のあるものを中間に挟む」ことです。
- 軽めの白ワイン(リースリング辛口など)で口をリフレッシュ
- クリーミーなブルーチーズ(ドルチェ等)と合わせ、甘口ワインの余韻を確認
- 強めのブルーチーズ(ピカンテ・ロックフォール等)には濃厚な甘口やポートを合わせる
- 最後にスパイシーな赤(シラー等)で余韻を締める
酸味のあるペアリングワインを最初に挟むことで、口中がリセットされ、次に来る強いブルーチーズの印象がクリアになります。ブルーチーズとペアリングワインを交互に楽しむと、それぞれの変化が分かりやすく満足度が上がります。
ブルーチーズの塩味を和らげる添え物(ナッツ・蜂蜜など)
ブルーチーズの塩味をコントロールするもう一つの手は「添え物」です。
ナッツや蜂蜜、ドライフルーツ、クラッカーなどを上手に使うと、塩味が緩和されてワインとの調和が取りやすくなります。
- 蜂蜜:塩味を和らげ、甘口のペアリングワインと一体感を生む
- くるみ・アーモンド:ナッツのほろ苦さが旨味を引き締め、赤ワインとも好相性
- ドライフルーツ(イチジク・アプリコット):果実味がワインの香りと共鳴する
- プレーンなクラッカーやバゲット:テクスチャーを整え、チーズの塩気を和らげる
ゴルゴンゾーラ・ピカンテには蜂蜜少量を添えてソーテルヌやトカイを合わせると、塩味が丸くなり豊かな余韻が残ります。また、ロックフォールにはくるみを添えてポートと一緒に出すと、ナッツの苦味が味のバランスを整えます。

以上のサーブのコツを実践すると、同じブルーチーズとペアリングワインでも格段に美味しさが増します。
ちょっとした温度調整と順番、そして添え物の工夫で、自宅でのマリアージュがよりプロフェッショナルになります。
ブルーチーズとペアリングワインのよくある疑問Q&A


ブルーチーズとペアリングワインの組み合わせは奥深く、初心者ほど「どれを選べばよいのか」「赤ワインは本当に合わないのか」など多くの疑問を抱きがちです。
ここではとくに質問の多い3つのテーマを取り上げ、ブルーチーズとペアリングワインの基本と実践のコツを踏まえてわかりやすく解説します。
赤ワインは本当に合わないのか?
ブルーチーズと赤ワインは「合わない」というイメージが強いですが、実際には赤でも相性の良いスタイルがあります。
ブルーチーズの塩味や青カビの香りが渋みとぶつかるため、一般的なタンニンの強い赤ワインとは相性が悪いだけであり、すべての赤がNGというわけではありません。
| タイプ | 相性 |
|---|---|
| タンニンが強い赤 | 渋みとブルーチーズの塩味が衝突しやすく基本的に不向き。 |
| スパイシーな赤(シラー等) | 塩味との相性が良く、香りのボリュームがブルーチーズに寄り添う。 |
| 甘口赤(ポート) | 甘味がブルーチーズの塩味と完璧に調和し、王道の組み合わせ。 |
結論として、ブルーチーズとペアリングワインの組み合わせにおいて、赤ワインでも香りが強く甘味やスパイス感があるタイプなら十分に相性が良くなります。
辛口白ワインはどこまで相性がよい?
ブルーチーズとペアリングワインの組み合わせの中で、辛口白ワインは「万能に近い」選択肢です。
とくに塩味が強すぎないブルーチーズとの相性がよく、酸味が脂を包み込み後味が軽くなります。ただし強烈な青カビの香りをもつブルーチーズの場合は、辛口白では負けてしまうこともあります。
| ブルーチーズのタイプ | 辛口白との相性 |
|---|---|
| 軽めのブルーチーズ | 非常に相性がよく、酸味が塩味と調和して食べやすい。 |
| 中程度の塩味 | ワインの酸が脂を流し、香りを引き立ててくれる。 |
| 強い青カビ香・塩味が強いタイプ | 辛口白では弱く、甘口や強い香りのワインの方がバランスが良い。 |
まとめると、辛口白はブルーチーズとペアリングワインの選択肢として非常に優秀ですが、強烈なタイプには甘口ワインを選ぶとよりバランスが整います。
市販で買いやすいワインの選び方は?
ブルーチーズとペアリングワインを楽しむ際、日常的に購入しやすい価格帯や種類を知っておくと便利。
とくに初心者には“迷ったらこれを買う”という基準をつくることで、失敗しない組み合わせが選べます。
| 価格帯 | おすすめ理由 |
|---|---|
| 1,000〜2,000円台 | リースリング、ヴィオニエはこの価格帯で十分高品質。 |
| 2,000〜3,000円台 | 遅摘みの白、やや甘口はコスパが良くブルーチーズ向き。 |
| 3,000円台〜 | ポート・貴腐ワインなど本格派のペアリングが楽しめる。 |
具体的な選び方としては、以下の3つのポイントを押さえると失敗しません。
- 甘味または酸味がしっかりしたワインを選ぶ
- 青カビの強さに合わせて香りの強さを変える
- 迷ったら甘口白かポートを選ぶ(汎用性が高い)
以上のポイントを踏まえれば、ブルーチーズとペアリングワインを市販の価格帯から選ぶ際にも、安定した相性で楽しむことが期待できます。
まとめ

ブルーチーズとペアリングワインの組み合わせは、選び方やサーブのコツを押さえるだけで驚くほど味わいが広がります。本記事では、ブルーチーズの種類別に相性のよいワイン、サーブのポイント、さらによくある疑問までを詳しく解説しました。
ブルーチーズとペアリングワインは、チーズの塩味・旨味・香りと、ワインの酸・甘味・アルコール感のバランスが整ったときに、最も豊かな味の調和が生まれます。どのブルーチーズにも合いやすい万能な甘口ワインから、特定のチーズだけに抜群の相性を見せる個性派ワインまで、選択肢は幅広く存在します。
最後にもう一度大切なポイントをまとめます。
- ブルーチーズには塩味が強いものが多いので、ワインは「甘味」「酸」「果実味」を基準に選ぶ。
- ゴルゴンゾーラ・ピカンテには濃厚な甘口ワイン、ロックフォールには蜂蜜のような甘味の貴腐ワインが好相性。
- スティルトンにはポートワインの深い甘味が鉄板の組み合わせ。
- サーブ温度・味わう順番・添え物の活用で、ペアリングはさらに整う。
- 市販のワインでも十分にペアリングを楽しめるので、気軽に試してOK。
これらを意識するだけで、あなたの食卓で味わうブルーチーズとペアリングワインは、これまで以上に満足度の高い組み合わせへと変化します。
ぜひ今日から、あなた好みのペアリングを見つけてみてください!!!


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