
こんにちはソムリエ田中です。今回は「オリーブオイルのベストな食べ方」についてソムリエ&調理師の私がしっかりとご紹介していきます。
私もソムリエ&調理師の資格をもって約20年ほどオリーブオイルと関わってきましたが、いまだに新しい食べ方を発見できるほど奥深い食材の1つ。
そこで今までの経験を踏まえた上で、しっかりとオリーブオイルの食べ方を中心に選び方などについて知識をお伝えできたらと思います。
- オリーブオイルの最適な食べ方を知りたい。
- オリーブオイルの最適な食べ方のできる料理を知りたい。
そんな方へ参考になる内容です。
Contents
最高級オリーブオイルを美味しく味わう7つの食べ方


オリーブオイルの中でも「最高級エクストラバージンオリーブ」については食べ方にコツがあり、決して火を通さずそのまま味わうことがポイントです。
したがってここでは「そのまま食べる」ことを念頭に、おすすめな食べ方をご紹介していきます。
食べ方①パンにつけて食べる

エクストラバージンなど高級なオリーブオイルの食べ方として、もっともポピュラーでおすすめになるのが「パンにつける」ことです。
オリーブオイルはパンであれば全般に難でも相性が良いので、フランスパン(バゲット)、クロワッサン、ロールパン、ブリオッシュなど様々な種類にチャレンジしてみると楽しいです。
パンとオリーブオイルはとても相性が良く、カロリーの関係からもバターを使うよりもパンをヘルシーに食べることができます。またオリーブオイルには最高グレードといわれる必須脂肪酸「オレイン酸」も含まれており健康にとても効果的な植物油になります。
食べ方②サラダにそのままかける

高級なエクストラバージンオリーブオイルはなるべくそのまま食べることで最大のパフォーマンスを得られますので、そのままサラダにかけるのもおすすめな食べ方です。
サラダにオリーブオイルと塩を振りかけてレモンを少々絞る、これだけで自然でシンプルなオリーブオイルの香りを楽しむことができます。

オリーブオイルとサラダの相性がバッチリなのは、オリーブが野菜(木の実)だから。
グリーンサラダをはじめ野菜の味をそのまま楽しみたい、というときにおすすめな食べ方です。
食べ方③スパゲティのトッピングに一振り

スパゲティ(パスタ類)もオリーブオイルも発祥はイタリアになります。
したがってイタリア料理とオリーブオイルとの相性はバツグンで、スパゲティに限らずパスタ類の仕上げに一振りすることでグンッと食欲をそそる香りが楽しめます。
和風パスタとの相性も良く「しょうゆ&オリーブオイル」の組み合わせもバッチリなので、スパゲティ全般にオリーブオイルを回しかけてみてください。
食べ方④シーフードマリネにまわしかける

オリーブオイルといえばシーフード!というくらい相性の良いコラボで、フレッシュな魚介類とオリーブオイルの爽やかな香りは抜群においしい組み合わせになります。
このコラボにキリッと冷やした辛口白ワインを持ってくるのも最強の組み合わせになり、いちど食べたらクセになる味わいなのでぜひ試してみて欲しいオリーブオイルの食べ方です。
オリーブオイルってこんなにおいしかったんだ!という新しい驚きがあるかもしれません。
食べ方⑤トマトマリネの仕上げに振る
私は夏の暑い時期になるとかならずトマトマリネを作りますが、キンキンに冷やしたトマトマリネは甘み・酸味・バジルの香りが一体となって暑さを吹き飛ばすほどおいしい料理です。
トマトマリネには「自家製フレンチドレッシング」を使って一晩ほどマリネをしますが、仕上げにオリーブオイルを回しかけるとさらに爽快な香りを楽しむことができます。
また後ほど私が作っている自家製フレンチドレッシングのレシピをご紹介しますので、ぜひトマトがたくさん採れる暑い時期になったら試してみてください。
食べ方⑥魚グリル系の仕上げに振る

オリーブオイルと魚介類の相性はバツグンですが、生のマリネだけではなくグリル(焼き物)にしたシーフードとの相性も忘れてはいけないオリーブオイルの食べ方になります。
魚のグリルって難しいのでは?と思うかもしれませんが全然そんなことはなく、塩コショウをした魚をフランパンで焼いて器に盛りつけたらオリーブオイル振りかける。
これだけで十分に、オリーブオイルも魚のグリルもおいしく食べることができます。
魚のムニエルなどとの相性もバツグンで、普段の焼き魚(サバ・サンマ・サーモンなど)にオリーブオイルを振りかけてもまた違った味わいでおいしく食べることができます。
食べ方⑦煮物の仕上げに振る

和食にはオリーブオイルって合わないでしょ!?と思っていればぜひ試してみて欲しい組み合わせで、たとえば肉じゃが・筑前煮・里芋の煮っころがしなどとオリーブオイルの相性は想像以上においしい食べ方です。
器ににものを盛りつけたらオリーブオイルをサッとひと回し。
これで新しい和食の世界を楽しむことができるので、もし毎日の献立に迷ったときはぜひサクッとオリーブオイルを回しかけてみてください。きっと驚くような変化が楽しめるはずです。
【実践レシピ】オリーブオイルを使った手作りフレンチドレッシング


私がいつも作っている「自家製フレンチドレッシング」の作り方をご紹介します。
ソムリエだけではなく料理人としてもホテルのフレンチで調理していることもあり、自宅でもドレッシングは買わずいつも手作りをしています。できたて新鮮で値段も安く簡単で、とびきりおいしいフレンチドレッシングができるのでぜひ試してみてください。
自家製フレンチドレッシングの材料
- キャノーラ油:7
- エクストラバージンオリーブオイル:4
- 白ワインビネガー(なければ酢で代用):1
- レモン汁:少々
- ブラックペッパー・塩:多め
作り方は簡単で、すべての材料を合わせてホイッパーで混ぜるだけ。
フレンチレストランのサラダで味わうような「あの味」を再現できて、サラダ用ドレッシングをはじめトマトマリネのマリネ液などにも使えますので是非お試しください。
ちなみにフレンチドレッシングを私たちは「ビネグレットドレッシング」と呼んでおり、もしこの表現を聞いたら同じものを指しますので参考までに。
オリーブオイルはランクによって食べ方を変える


ひと口にオリーブオイルといってもいろいろとランクがあり、品質ごとに最適な食べ方や使う場面などがそれぞれ異なってきます。
覚えておいていただきたいのは2つの呼び名。
- オリーブオイル
- エクストラバージンオリーブオイル
この2つの違いをチェックするには、オリーブオイルのボトルラベルに「エクストラバージン(Extra Virgin)」と表記されているかどうかにより判断できます。
またオリーブオイルはイタリア発祥のため、原産地から直輸入されてるものも多くあります。
この場合はラベル表記もイタリア語になり「オリーブオイル=Olio d’oliva」「エクストラバージンオリーブオイル=Olio extra vergine di oliva」と表記されています。
オリーブオイルのランクによるおすすめの食べ方(使い方)
それぞれのオリーブオイルでは食べ方(使い方)が異なり、基本として知っておいていただきたいのがこのような食べ方(使い方)になります。
オリーブオイルのランクによる食べ方(使い方)
・オリーブオイル
火を通して使うときにおすすめのオリーブオイルです。フライパンやオーブンで食材を焼くときに使う場合などにはこのランクのオリーブオイルが適しています。
・エクストラバージンオリーブオイル
火を通さずそのまま使うときに適したオリーブオイルです。上質な味と香りを楽しめるため火を通してしまうとせっかくのクオリティが半減してしまいます。
スーパーなどで市販されているオリーブオイルというのは、一般的にこの2つのどちらかです。
さきほどご紹介したラベル表記をチェックして、どの場面で使うオリーブオイルなのかを考慮して購入することで最適な食べ方(使い方)を実践できます。
調理師&ソムリエ田中のおすすめの最高級オリーブオイル

ちなみに今回、私が料理に使ってみた最高級オリーブオイルは「スエルテアエルタ 有機オリーブオイル」という商品です。

私がこれまでにフレンチの厨房で使ってきたオリーブオイルの中でも「ダントツに美味しい」と感じた商品で、きっとオリーブオイルの本当のおいしさを感じることができますのでぜひ試してみてください。
きっと今まで感じたことのない「めっちゃ爽快なオリーブの香り」に驚かれると思います。
少しだけこの「スエルテアエルタ 有機オリーブオイル」をレビューをしてみます。
最高級オリーブオイル「スエルテアルタオリーブオイル」とは

私がプロの目から見て間違いなく最高級と思えるこの「スエルテアルタオリーブオイル」は、スペイン産の有機オリーブオイルを使った本場のエキストラバージンオリーブオイルです。
あえてギフトセットを使っているのは、友人の記念日やお祝いなどにプレゼントとして贈ることができればと思ったことから。また自分でも料理用として使うためです。
結果的に私がソムリエの舌をもって味わってみましたが2種類とも初めて感じるめっちゃ新鮮な味と香りのオリーブオイルで、さすがにその昔イタリア旅行で味わった摘みたてオリーブそのままの味がするのでプレゼント用ギフト&料理用決定です。
最高級「スエルテアルタオリーブオイル」の味と香り

私が購入した「スエルテアエルタ 有機オリーブオイル」は2本セットで、どちらも最高級エクストラバージンオリーブオイル。
それぞれの香りと味は次の通りです。
「スエルテアエルタ ピアクル」

写真では黒っぽく見えるボトルが「ピアクル種」というオリーブの実から造られた油で、香りを嗅いだ瞬間にスッキリとした爽快な絞りたてオリーブの香りが感じられます。
味についてはもちろん火を通さずそのまま食べるのがもっともベストで、口に含んだ瞬間にオリーブ独特のやや苦みと酸味を伴ったフレッシュな味わいが口いっぱいに広がります。
初めに少しだけ感じる塩っぽさがまた自然を思わせ、天然のミネラルがしっかりと含まれた手作りならではの味わいを楽しめるオリーブオイルです。
「スエルテアエルタ クパージュ」

もう一方の赤っぽく見えるボトルが「ピアクル種」「ピクード種」「オヒブランカ種」という3種類の古木で採れたオリーブで、爽やかな緑を思わせる香りの中に複雑さを兼ね備えた上品な香りが特徴かなと私は感じました。
口に含んでみると「スエルテアエルタ ピアクル」と同じように強烈でフレッシュな味わいが広がり、古木ならではのしっかりとした複雑さによって落ち着いた味わいなのが特徴。
先ほどの「スエルテアエルタ ピアクル」がサラダに適しているとすれば、この「スエルテアエルタ クパージュ」はやや落ち着いた料理でピザなどに最適ではないかと感じました。

どちらも各250ml入りで価格が5,000円くらい。またしっかりとした化粧箱入りなので「めったに味わうことのできない本場の香り」をギフトになさってみてはいかがでしょうか。私も大絶賛の商品です!
最高級オリーブオイルの食べ方まとめ

今回は「オリーブオイルの食べ方」について詳しくご紹介してきました。ぜひ2つのランクを確認した上で最適な食べ方を実践なさってみてください。
オリーブオイルを初めて食べたときは、きっと「舌に合わない」と感じると思います。
しかし食べていくうちに香りがクセになって、普通のオイルでは物足りないと思うようになり少しずつオリーブオイルの味わいにハマっていくもの。
そのまま飲んでもおいしい最高級エクストラバージンオリーブを味わった日には、きっと一発でオリーブオイルの虜になると私は思います。
オリーブオイルの世界はとても楽しいもので、もちろんワインとの相性もバツグン。
ぜひ毎日の食卓をよりバリエーション豊かなものにするためにも、料理のワンポイントにオリーブオイルを取り入れてみてください!

もしオリーブオイルのことでわからないことなどあれば、ぜひ気軽にお問合せでご連絡ください。私もどこまでお答えできるかわかりませんが、精一杯の回答をさせていただきます。



✅ 



コメント