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【ソムリエが解説】ヴィンテージワインとは?特徴・飲み方・選び方を徹底解説!

ヴィンテージワインとは?特徴・飲み方・選び方を徹底解説!ワインの知識
ソムリエ田中

こんにちはソムリエ田中です。今回はワインの「ヴィンテージ」焦点を当てて詳しくご紹介します。

ワインは”ヴィンテージ”を知ることで、楽しみ方が一気に広がります。

一度ヴィンテージワインを味わったら虜になること間違いなし!ということで、特徴・飲み方・選び方などについて詳しく解説します。

ワインのヴィンテージとは?

ワインのヴィンテージとは?

まず”ヴィンテージ”の意味ですが、ジーンズなどと同じ「年代」ということ。

年代物のジーンズなども、古くなるほど値段が高くなる傾向がありますよね。

しかし決定的な違いが1つだけあって、ワインは古くなるほど「洗練されていく」ということです。

ヴィンテージジーンズの場合は物理的に”生地そのものの価値”が下がりますが、ワインの場合は年代を重ねることで”より中身の価値が上がる”という違いがあります。

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したがってヴィンテージワインの楽しみ方は「古くなったボトルを見て思いを馳せる」のほかに、もっとも大きな価値が「洗練されて品質の高まった味を堪能できる」という部分にあります。

ヴィンテージワインでよく耳にする”当たり年”とは?

ヴィンテージワインでよく耳にする”当たり年”とは?

ワインについて興味を持っていると、よく”当たり年”という言葉を耳にします。

この”当たり年”というのは「ブドウの育った年がめっちゃ気候に恵まれていた」ことを表していて、そんな気候に恵まれて長期熟成に適したブドウで造られたものが”当たり年のワイン”です。

ブドウというのは気候に恵まれると糖度がしっかりと保たれて、さらに果汁(うまみの元)が濃く凝縮された状態でワインへと変化していきます。

つまり「ブドウが濃い=長期熟成に耐えられるワイン」となるわけです。

そんな”当たり年”のブドウから作られたワインは果汁が濃いのでより長期熟成に耐えることができて、もともと「うま味に変わる部分」が多いため長い年月をかけてゆっくりとうま味が増えていくという感じです。

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したがって”当たり年”のワインは将来確実にうまくなるだろう、という予測のもとで取引されるので高額な値段になるのが当たり前というのが特徴です。

ヴィンテージワインの特徴

ヴィンテージワインの特徴

ビンテージワインは、熟成させないワインと比べて色や味に特徴があります。

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なかなか言葉で色や味を伝えるのは難しいですが、もしこのような特徴を感じたらそれはヴィンテージワインかもしれません。

ヴィンテージワインの色

まずヴィンテージワインでもっともわかりやすいのが「色」で、全体的に薄くなります。

これはブドウ果汁の中に含まれている皮の色素が凝固して沈殿物となるためで、年代を重ねるほど色が薄くなっていくという特徴があります。

また”色味”にも変化があって、初めは「濃い紫色」だった果汁が年代とともに「淡い褐色」へと変わっていきます。とくにグラスに注いだときに”ワインの淵”を見ると良く分かります。

ヴィンテージワインの味

ここでは赤ワインについてご紹介しますが、ヴィンテージ赤ワインの味わいはまさに至高そのもの。

具体的にいえば「うま味の塊」というのがヴィンテージワインの味わいにある特徴です。

長い年月によってブドウ果汁に含まれるタンニン(渋み)や糖度が”うま味”へと変化して、飲み頃になったヴィンテージワインはまさにうま味の塊のような状態になります。

このときに出るのがワインの”澱(おり)”です。

干しブドウを食べたときにうま味を感じると思いますが、まさにそんな感じの味わい。

そこにもっと複雑なうま味が加わって、初めてヴィンテージワインを飲んだ人でもほぼ「ウマッ!」と言ってしまうほどのウマさが特徴です。

白ワインにもヴィンテージってある?

ヴィンテージワインといえば赤ワインを想像しますが、じつは白ワインにもあります。

ただし白ワインに使われるブドウというのは、白ブドウまたは皮を取り除いた中身だけです。

したがって白ブドウや皮を取り除いた中身だけというのはタンニンが含まれていないため、赤ワインのように長期熟成には向きません。

その中でもブドウ品種によってはヴィンテージとまでは行かなくとも、ソーテルヌやモンラッシェなどのように長めの熟成に耐える白ワインもあります。

ソーテルヌ‥フランスソーテルヌ地方で作られる甘口のデザートワイン。

モンラッシェ‥フランスブルゴーニュ地方で作られるフランスの代表的な白ワイン。

ヴィンテージワインの保存方法

ヴィンテージワインの保存方法

ヴィンテージワインを購入したら、保存方法に困る方も多いです。

しかし購入してすぐに飲むのであればとくに保存方法はどうでもよく、購入してから数年間さらに寝かせるという場合にワインセラーなど保存備品が必要になります。

もし数年間先までヴィンテージワインを寝かしておくということであればワインセラーが最適ですが、どうしても購入できなければ「温度変化が少なく湿度の高めな場所」に保存してください。

おすすめなのが床下収納や、実際に私がやっていたのが”座の下”です。(古い一軒家なので)

ヴィンテージワインの飲み方

ヴィンテージワインの飲み方

はじめてヴィンテージワインを飲むときは、4つのポイントを抑えてください。

すると普通に飲むよりも、はるかにおいしくヴィンテージワインを飲むことができます。

ヴィンテージワインの飲み頃を見極める

まず1つ目は飲み方というよりも、それ以前の部分「飲み頃」の見極めです。

ヴィンテージワインというのはちょうどいい飲み頃というものがあって、だいたい2~3年間の飲み頃のうちに飲むのがもっとも美味しいとされています。

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この飲み頃というのは自分ではわかりませんので、ワインショップの店員さんなどに聞いての見ごろを把握してから素に時期に飲むようにするのがおいしくなるポイントです。

ボトルを1日ほど立てておく

ヴィンテージワインを飲むぞ!という日が決まったら、その前日からボトルを立てて揺らさないようにしてください。

もしワインセラーで保存しているのであればそのままでOKです。

ワインセラー

ワインセラーを持っておらず冷蔵庫で冷やしている、または床下収納で保存しているという場合は、気温が18度くらいに保たれる場所で立てておいてください。

18度に保てる場所なんかない!ということであれば、野菜室に立てておく、それもムリなら開栓後に澱引きをしてから氷水で冷やすなどで対応できます。

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または「パニエ」というワインボトルを寝かせておくカゴ状の備品がありますので、それに寝かせたまま冷蔵庫などで冷やしておくというのもおすすめな方法です。

開栓~澱引きについてはこのあと説明します。

ボトルを揺らさないように開栓する

いよいよヴィンテージワインを開栓するときは、静かに揺らさないようコルクを抜いていきます。

このときはボトルを立てたままか、パニエに入れたまま開栓していきます。
(パニエは飾り用ではなくちゃんとした意味があります)

パニエ

初めてヴィンテージワインを開栓するとビックリするのが、とにかくコルクがボロボロと崩れていくこと。コルクの劣化度合いにもよりますが、だいたい30年以上のヴィンテージワインというのはコルクがボロボロと壊れるものです。

私もこれまでにヴィンテージワインを何本も抜いてきましたが、かならずと言っていいほどコルクがボロボロと崩れて抜栓しづらいといったらありゃしないものでした。

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ヴィンテージワインを抜くときのコツはとにかく少しずつゆっくりと。一度に力を入れると崩れるので少しずつ力を掛けながら抜栓してみてください。

ヴィンテージワインの”澱(おり)”を取り除く

ヴィンテージワインを開栓したら、すぐに飲みたくなるけどここはガマン。

ヴィンテージワインというのは長年の熟成によって”澱(おり)”が沈んでいるため、これを取り除く「澱引き」という作業をしてから飲んだ方が格段においしくなります。

この澱というのは長年の間に溜まった、いわゆる”不要物”なので食べてみると渋いです。(実際に食べた)

したがってこの不要な澱を取り除くために「デキャンタージュ」という作業をしていきます。

デキャンタージュ

デキャンタという大きなフラスコに似た容器にワインを移しながら、澱がデキャンタに入って行かないよう底から光を当てて透かして移していきます。

澱引きが終わるとどうしてもボトルの底に多少のワインが残りますが、これは仕方がありません。

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試しに飲んでみると澱がいかに渋いものかがよくわかるはず。これでようやくヴィンテージワインを美味しく飲むことができます。

ヴィンテージワインの賞味期限

ヴィンテージワインの賞味期限

基本的にヴィンテージワインに賞味期限というものはありません。

いわゆる”飲み頃”を過ぎてしまえば賞味期限切れという考え方もありますし、その逆に飲み頃を通り過ぎたワインでもその味わいを楽しむといった飲み方もあります。

したがってヴィンテージワインには賞味期限がない、というのが正解です。

ヴィンテージワインの選び方

ヴィンテージワインの選び方

ヴィンテージを選ぶときにはつぎのポイントがあります。

  1. いつ飲むためのワインか?
  2. 飲み頃に近づくほど値段も高い
  3. どの地域のワインが好みか?

ポイント①いつ飲むためのワインか?

ヴィンテージワインを選ぶときに、まずポイントになるのが「飲む時期」です。

すぐに飲みたいのであれば”飲み頃”のワイン、自分でさらに熟成させるのであれば”若いもの”を選ぶのがおすすめです。ただし飲み頃に関しては自分では分かりづらいため、ワインショップの店員さんに相談しながら選ぶようにしてみてください。

ポイント②飲み頃に近づくほど値段も高い

ヴィンテージワインというのは飲み頃に近くなるほど値段も高くなりますので、選ぶときには予算の都合を考えておく必要があります。

同じヴィンテージワインといっても当たり年などの関係によって、値段も倍半分違うのが普通です。したがって同じワインでも予算に合わせて年代を考える、などで選び方を調整するのもおすすめです。

ポイント③どの地域のワインが好みか?

ヴィンテージワインはフランス産と思いがちですが、じつはそれ以外の地域にもあります。

とくにカリフォルニアにあるオーパスワンなどは、フランス産ヴィンテージワインを凌ぐ味わいで大人気のワインです。したがってワインショップの店員さんと相談しながら、自分の好みと地域の相性を探ってみるというのもおすすめの選び方です。

すでにヴィンテージワインという時点で「美味しい味」は保証されていますので、あとは予算や好みなどで選んでみてください。どれを飲んでも美味しいですよ!

ヴィンテージワインの購入について

ヴィンテージワインの購入について

ヴィンテージワインを購入するときには1点だけポイントを抑えてください。

✅ 信頼のできる店選び

もうこれに尽きますので、ぜひ信頼のできるワインショップを見つけてください。

ワインを販売するショップで信頼につながるポイントがこちら。

  • どんなルートで買い付けたヴィンテージワインか?
  • 外国からリーファーコンテナなどで運ばれてきたか?
  • 店舗での保管方法は正しいか?
  • 飲み頃を知った上で適正価格で販売しているか?
ソムリエ田中

おもにこういったポイントが店舗の信頼になるので、最低でもこの4つのポイントはしっかりと抑えたワインショップで購入することが大切です。

とくにヴィンテージワインの購入は値段も高く、数万円~数十万円ほどするため車を購入するようなものと考えるといかに「店舗選び」が重要になるかが分かると思います。

もしどこのワインショップを信じればいいかわからないということであれば、私が信頼のおけるエノテカ・オンラインで購入すればまず間違いのないヴィンテージワインを購入することができます。

価格も間違いなく適正で、通販もやっているのでおすすめのワインショップです。

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ワインと「ヴィンテージ」まとめ

ワインと「ヴィンテージ」まとめ

一口飲んだら虜になるのは必須なので、ぜひ一度はヴィンテージワインに挑戦してください。

私もあの「めっちゃウマい味」を少しでも多くの人に味わってほしいと思って、ホテルマン時代にはさまざまな企画を提案してきました。

たとえばロマネコンティのグラスワイン販売など。

少しでも飲みやすく手を出しやすい企画を立ててきましたが、初めてヴィンテージワインを飲んだ人からは「美味しすぎて言葉にならない」という声をたくさん聞いてきました。

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それくらいヴィンテージワインのパワーはすごいので、ボトル購入とまでは行かなくてもグラスワインで一杯だけならチャレンジしやすいかと思います。

ヴィンテージワイン、ガチでビックリするほどうまいですよ!

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