
ソムリエ田中です。今回は思わず「ウマっ!」といってしまうソムリエのガチおすすめワインを種類別にご紹介します。
最近は新型コロナの自粛によって、ワインショップへ行くことが難しいですよね。
そこで通販で購入できる家飲み用ソムリエおすすめワインを、種類別にそれぞれ3選をピックアップして解説とともにご紹介します。
- ガチでウマいソムリエおすすめワインが知りたい‥。
- ソムリエおすすめワインの選び方が知りたい‥。
そんな疑問をお持ちでしたら、ソムリエ田中が自信を持ってする内容なのでぜひお楽しみに。
ここでご紹介するワインは、すべて「ワインショップエノテカ」で販売されています。
ソムリエ田中のガチおすすめワイン【種類別】と解説

ここでご紹介するソムリエ田中おすすめワインは価格も安く「デイリー」で楽しめるものばかりです。飲んでみてガチで「ウマっ!」と感じた場合はさらにグレードアップするなど応用を楽しんでみてください。
※ちなみにソムリエ田中おすすめワインの「基準」については次項目ソムリエおすすめワインの選び方で解説しています。
ソムリエ田中おすすめワイン「発泡系」

まずご紹介する種類はシャンパンやスパークリングといった「発泡系」のワイン。食前などに飲むと爽快感によって食欲増進などにもってこいです。
ガンチアモスカート・ロゼ
イタリア ピエモンテ州で生産される「ロゼ」の甘口スパークリングで、ひとくち飲んだ瞬間にかなりの確率で「ウマっ!」となるやや甘口の発泡酒です。
世界でも代表的な人気のスパークリングワイン「アスティ・スプマンテ」の第一人者がつくる、ブドウそのものを思わせるフレッシュな香りと自然な甘みがガチでクセになる味わいです。
とくに初心者におすすめで、キリッと冷やして飲んでみてください。
モスカートスプマンテドルチェ
イタリア ヴェネト州で生産されるスパークリングワインで、白ならではの芳醇なマスカット風味をたっぷりと楽しめてブドウ由来の甘みとともに間違いなく幸せな気分になれる発泡酒です。
甘口のスパークリングワインってこんなにサラッとした甘みで「ブドウを食べてるみたい」といってしまうほどウマいのでぜひ試してみて欲しい発泡性ワインです。
これもキリッと冷た~く冷やして飲んでください。
ヴァンムスールージュカルマンドライ
スパークリングワインの「赤」っていうのは珍しいと思いますが、じつは赤ワインのコクを兼ね備えた「じっくりと味わうのにおすすめ」な発泡酒です。
この発泡酒は「ヴァンムス―」という種類で、ムース状になるキメ細かな泡が特徴。
スパークリングワインよりワンランク格式の高い製法で造られているので、より高級シャンパンに近いビックリするほどエレガントな味わいを楽しめます。
ソムリエ田中おすすめワイン「白」

つぎにご紹介するのがキリッと冷やすとウマい「白ワイン」。甘口~辛口まで様々な種類があり生産者のこだわりがウマいワインを見つけることになります。
クレフ・シュテッフェンスベルク・リースリング・シュペトレーゼ
ドイツの甘口白ワインで、リースリング種を使った爽快でフレッシュな甘さが特徴のきれいな白ワインです。とくに女性や初心者におすすめの味わいになります。
ドイツワインといえばマドンナやカッツが有名ですが、じつは隠れ実力派ともいわれているこの白ワインを飲んだらとりあえず「ウマっ!」となりますよ。
マプ・ソーヴィニヨン・ブラン
知る人ぞ知るシャトー・ムートンを所有するロスチャイルド社の白ワインで、なんでこの値段で!?と思ってしまうほどコスパに優れるおすすめワインです。
白ワインといえばシャルドネ種で造られたシャブリ!という人が多いですが、このワインはソービニヨンブラン種で造られるコクも兼ね備えた抜群の味わい。
いちど飲んだらきっと病みつきになる味わいです。
ゲヴェルツトラミネール
なんだこの変な名前のワインは‥!?と思われるかもしれませんが、じつは結構クセのある味わいで「普通じゃない白ワイン」を味わってみたいときにおすすめです。
この味わいは他にないもので、ライチと白コショウを思わせるスパイシーで爽やかな味わい。
私もこいつにハマって病みつきになった時期もあったほどで、しばらく抜け出すことのできない個性を持ったフランスの白ワインです。
ソムリエ田中おすすめワイン「赤」

最後にワインの代表格「赤ワイン」をご紹介します。この赤ワインはブドウ品種や生産者によって味わいがかなり違ってきます。
カデ・ドック・ピノ・ノワール
特級ワイン「シャトー・ムートン」で有名なロスチャイルド社が造る赤ワインで、値段が安いのにとにかく誰でも「ウマっ!」と感じる本物の味わいを楽しむことのできる赤ワインです。
赤ワインのウマさというのはなかなか見つけることができず「赤はマズい‥渋い‥」という感想になりがちですが、これはそんな赤ワインの「本当のウマさ」を教えてくれる味わいです。
さらにピノノワール種を使っていることでワイン初心者の女性でも飲みやすく、フルーティで赤い果物を思わせる味わいが特徴です。
コート・デュ・ローヌ・ルージュ
フランスの中でも個性は赤ワインを造る産地コートデュローヌですが、けっこう有名でおいしいので知ってるよ!という方も多いと思います。
しかしこのコートデュローヌの赤ワインはとくにおすすめで、その秘密は「生産者」がE.GUIGALという部分。生産者によってかなり味わいが違うのでぜひ試してみて欲しいローヌワインです。
私は今でもハマっていて一晩中飲んでいても飽きることなく、スッと口に入って来てその後にジワ~ッと旨味が口いっぱいに広がる味わいです。
セラー・セレクション・メルロ
赤ワイン最後にご紹介したい、ソムリエ田中おすすめ赤ワインが「メルロー種」です。
私はこのブログでも頻繁に大好きなブドウ品種という事でメルロー種をご紹介していますが、とくにおすすめ生産者グラント・エドモンズ氏の造る自信作がこの赤ワインです。
まったりとした柔らかなタンニン(渋み)が飲みやすく、それでいてコクとうま味たっぷりで初心者から愛好家まで幅広くおすすめしたい赤ワインです。
ソムリエがおすすめする「ウマっ!」といってしまうワインの選び方

思わず「ウマっ!」といってしまうソムリエおすすめワインをご紹介しましたが、ここでは発泡酒・白・ロゼ・赤ワイン全てにおける選び方のコツを現役ソムリエ田中が解説します。
選び方手順①低価格でも高品質ワインを扱うショップを選ぶ
まず、ワイン選びの前に「ショップ選び」が重要なポイントになります。
ワインショップはたくさんありますが、その中でもソムリエやワインアドバイザーのいるショップというのはあまり多いものではありません。
私もソムリエの勉強をしているときにはかなり厳しくワインの管理について学びましたが、その知識がしっかりと実践されていることで「ウマいワイン」を販売できるようになります。
したがってソムリエなど有資格者のいる、しっかりと温度や湿度をはじめ輸送方法までこだわったワインショップを選ぶことが「ウマっ!」といってしまうワイン選びのコツになります。
選び方手順②うま味が多く感じられるブドウ品種から選ぶ
ソムリエがおすすめしたいワイン選びのコツとして、だれでも「ウマっ!」と感じることのできるブドウ品種から探すこともけっこうポイントになります。
具体的にいえば「うま味の多いブドウ品種」で造られたワインを選ぶこと。
たとえば私が大好きなメルロー種などは若いうちからタップリのうま味が備わっているため、誰が飲んでも「ウマっ!」と感じることができます。
どのブドウ品種がおすすめなのかについては、いろいろとワインを飲んでみて自分の舌でしっかりと分析をしてみるのがもっともおすすめの方法です。
いちおう私がおすすめのブドウ品種はこちら。
- 発泡酒‥シャルドネ
- 白ワイン‥リースリング、シャルドネ、ソービニヨンブラン
- 赤ワイン‥メルロ、カベルネソービニオン、ピノノワール、ガメイ
選び方手順③金賞受賞ワインを選ぶ
ワインラベルの斜め上部分に「金賞マーク」を見かけることがあると思います。
この金賞マークというのはどんなワインでもついているものではなく、フランス国内で厳しい基準をクリアしたワインだけに与えられる名誉ある称号です。
したがってこの「金賞マーク」がついているワインはそれだけで間違いなく高品質で、味わいも保証されているため買って損のない選び方になります。
もしワイン選びに迷ったら、味わいの特徴(甘口~辛口)だけチェックをしてあとは「金賞マーク」に委ねてみるというのもソムリエがおすすめするワインの選び方になります。
ソムリエがおすすめしたくなるワインのポイント

私たちプロソムリエがおすすめしたくなるワインというのは、飲んだ瞬間に思わず「ウマッ!」と声が出てしまうような衝撃を感じたときです。そこでどんな衝撃を感じたときにソムリエがおすすめワインという判定を下すのかについて解説します。
ソムリエがおすすめしたくなるワイン「発泡酒系ワイン」

発泡酒系(シャンパン含む)ワインをソムリエが思わずおすすめしたくなるポイントには、まず1つ目に「泡がいかにムース状に近いか」になります。
この泡がムース状というのはキメ細かで量が多いことを指しており、そのためシュワシュワと立ち上がる発泡酒の泡がムース状に見えることからそのように表現しています。
この泡の状態というのは発泡酒の製造過程に大きな秘密があり、手間をかけた製法になるほどよりキメ細かでムース状の泡に近づけることができます。
たとえば発泡酒の泡には、製造過程によってこのような違いがあります。
・瓶内2次発酵方式
高級なシャンパンなどに用いられる製法で、瓶内のワインが発行することで自然な状態で発生したキメ細かな泡になるのが特徴です。
・炭酸ガス注入方式
炭酸飲料を想像するとよくわかりますが、ワイン内に炭酸ガス(二酸化炭素)を注入して製造される泡でキメが大きく口当たりもやや雑になるのが特徴です。
発泡酒の種類にはシャンパーニュ、ヴァンムスー、スパークリングという3段階がありますが、より高級なシャンパーニュを中心に「瓶内2次発酵方式」が用いられます。
製造過程が複雑で手間がかかるため高級ワインを中心に使われる技法ですが、あえてこの技法を格下ともいえるヴァンムスーやスパークリングに用いて製造している製造会社もあります。
したがって価格は安い格下のランクにあたる発泡酒でもこのような技法が用いられることで、よりキメ細かなムース状の泡によりソムリエが思わずおすすめしたくなるワインとなります。
ソムリエがおすすめしたくなるワイン「白ワイン」

白ワインといえばあっさりとした味わいなのが特徴ですが、じつは本当におすすめしたいと感じる白ワインには「しっかりとしたうま味」が隠されています。
ソムリエにおすすめされた白ワインが「値段のわりにやけにおいしかった!」と感じた経験がもしあれば、その秘密はしっかりとコクを伴った白ワインであった可能性が高いです。
白ワインというのは製造工程によって味が薄くなったり濃くなったり、またいかにうまみを引き出しながら作られるかによって大きく味が異なります。
たとえば貯蔵するのにステンレスタンクを用いるか、オーク樽を用いるかによって味のコク(深み)がかなり違ってくるものです。
価格が安い白ワインでも製造工程にしっかりとオーク樽が用いられていればうまみが増すことも多く、ソムリエがこのような白ワインを見かけた場合には思わずおすすめしたくなる瞬間になります。
ソムリエがおすすめしたくなるワイン「赤ワイン」

赤ワインの味については千差万別で、ボージョレヌーボーなどキリッと冷やして飲んでベストな場合もあれば、しっかりと長期熟成をさせて常温に近い温度で飲むのがベストという場合まで幅広いものです。
したがって赤ワインの場合はイチガイにどれがおすすめとはいえませんが、すべてに共通していえるのが「味の中にあるまろやかさ」です。
赤ワインのうま味を決定する最も大きな要素といえるのが「まろやかさ」で、角の立った味わいよりもバランスの良いまろやかな味わいの方がウマいと感じやすいものです。
そんなまろやかさをしっかりと感じ取れる赤ワインを試飲したときには、ソムリエは思わずおすすめしたくなる瞬間でもあります。

まとめ

ソムリエおすすめワインについて「厳選ワイン」「選び方」をご紹介してきました。この中から選ぶと間違いなく「ウマっ!」といってしまう味わいに出会うことが出来ると思います。
ワインのウマさというのは「ウ~ン‥」と考えて決めるものではありません。
口に含んだ瞬間に「ウマっ!」と言ってしまったとき‥
これこそが、本当に美味しいワインと出会った瞬間です。
ここでご紹介したワインは、実際に私が飲んでみて「ウマっ!」と感じた物ばかり。
うまいワインに出会いたい!という期待に応えることが出来るはずなので、ぜひワイン選びに迷っていれば参考になさってみてください。
もしソムリエ田中に聞いてみたいことなどあればお問合せから気軽にご質問ください。出来る範囲でお答えしようと思います。

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