
こんにちはソムリエ田中です。今回は「贈答する場面ごとのおすすめワイン」を選んでみようと思います。
ひと言で”贈答”といってみても、さまざまな場面が考えられます。
誕生日・結婚祝い・新築祝い・還暦祝い‥など・
そこで7つの場面を想定して、贈答して喜ばれるピッタリのワインについて「考え方」を中心にご紹介していきます。
①「誕生日」の贈答におすすめワイン

まず一般的な贈答としてよくある場面がこの”誕生日”です。誕生日祝いに私がおすすめするワインは「同じ生まれ年」のものを用意すると喜ばれます。
このときに選ぶ「同じ生まれ年」のワインというのはどうしてもヴィンテージワインに限られますのでどうしても費用も高くなります。
したがって予め贈答する日に合わせて早め(若いうち)に安く購入しておき、贈答する日まで自宅のセラーで寝かせておくというものおすすめの方法です。
またワインショップによってはプリムール(新酒)ワインを買い付けて、現地で保存熟成させてから送られてくるといった仕組みもあります。とても便利なシステムですので「同じ生まれ年」のワインを購入するときにおすすめです。
②「結婚祝い」の贈答におすすめワイン

結婚祝いというのはやはり晴れの舞台ですので「シャンパン」を中心に華やかさを感じることのできるワインを贈答するのがおすすめです。
ひとことでシャンパンといっても、とくに初心者にとっては”苦くてウマさを感じない‥”という場合もあります。そんなときは少し甘みを感じてフレッシュさを楽しめるガンチアモスカート・ロゼなどのスパークリングワインがおすすめです。
シャンパンといえばドンペリやモエ・エ・シャンドンなどが有名ですが、初心者にとっては刺激が強かったりするので口当たりが柔らかなスパークリングワインのほうがいい場合もあります。
このあたりは2人お好みなどもありますので、事前に探りを入れてから贈答用のワインを考えてみるのがおすすめの選び方になります。
③「新築祝い」の贈答におすすめワイン

新築祝いは「紅白」で揃えて贈答すると喜ばれます。ワインの産地や品格などは気にせず気楽に選んでみてください。
新築祝いということはまだワインセラーなど保存するためのグッズが揃っていないことが考えられますので、ヴィンテージワインなどではなく「そのときに飲んでウマいワイン」を贈答するのがおすすめです。
私がすすめるのなら「日本の固有品種で甲州種の名世界に知らしめた名門」の日本ワイン紅白ギフトセットなどを選ぶのがいいのかなと思います。
このワインは紅白ともにめっちゃウマくて、日本の底力を見せてくれることでおすすめ。
さらに化粧箱に入っているのでそのまま渡すことができて、送る側も贈答される側にも喜ばれること間違いなしのワインギフトです。
④「還暦祝い」の贈答におすすめワイン

還暦祝いは赤いちゃんちゃんこからもわかるように赤い色を使うことが基本です。さらにグラスにもこだわって「赤ワイン&グラスのセット」が喜ばれると思います。
私は還暦祝いというのはワインの良さを再発見するチャンスだと思っていて、ウマいワインはもちろんですが”よりウマく感じるグラス”を差し上げることで間違いなく喜ばれます。
私が還暦祝いの贈答用にワインを選ぶのであればジェルノ・ランジュバイ・スワロフスキー・2グラスセットがおすすめで、ウマいワインと一流のグラスが2つセットになっているので夫婦そろって楽しむことができます。
グラスの形もシンプルで適当な大きさがあるので、しっかりとワインの香りも楽しむことができてよりウマく感じることができるはず。かなり喜ばれるセットになると思います。
⑤「合格祝い」の贈答におすすめワイン

合格祝いといっても場面は色々ですが、ここでは”資格試験の合格”に的を当ててみると「金賞受賞ワイン」などがおすすめです。
資格試験などを合格できたのはその人にとっての”金賞”を取得できたという意味なので、私が選ぶのであれば金賞受賞ボルドー赤ワインがおすすめです。6本とも贈答してもいいですし、もし複数人いれば1~2本ずつ渡してもいいかなと思います。
金賞受賞ワインというのは”確実にある一定以上のクオリティ”を持っているため味の保証もできて、一般的なワインよりも安心して贈答することができます。
私が昔から利用しているワインショップ「エノテカ・オンライン」
はこういった受賞ワインのセットなどいろいろなおすすめの組み合わせがあるのでぜひ覗いてみてください。
⑥「引越し祝い」の贈答におすすめワイン

引越し祝いについてはそれほど贈答自体を気にすることはありませんが、それでもワインを贈答したいということであれば「結婚記念年などのワイン」がおすすめです。
引越しというのは新築祝いと似ていますが、すでにワイン保存グッズも揃っている場合が多いです。したがって夫婦の記念日やその人にとっての記念日など、に合わせた年のワインを贈答すると普通に贈るよりもより喜ばれます。
この場合はどうしてもヴィンテージワインを中心に考えることになりますが、年齢が若いうちに引越すことが多いのでそれほど高額になることもないと思います。
⑦「失敗に対する慰め」の贈答におすすめワイン

最後にご紹介するのが”失敗したときの慰め”におすすめの贈答用ワインとして「スペインのサングリア」などが元気付けにおすすめです。
スペインといえば”情熱の国”と言われているようにとにかく「元気が取り柄」のような国。そんなスペインで太陽の強烈な陽射しのもとで飲まれるサングリア ロレア×2本セットは元気を出すのにもってこいの選択になります。
キリッと冷やして飲むサングリアは本当に力が湧いてくるワインで、ワインの味だけではなくたくさんのフルーツの香りとともにしっかりと元気になってくれること間違いなしです。

贈答用ワインのラッピング

贈答用ワインで化粧箱などに入っているものであればそのまま渡せますが、ラッピングのされていないワインは自分で包装をして渡すことになります。
しかしこのラッピング作業というのも個性を表現できる重要なファクターになりますので、包装のされていないワインを贈答用として購入した場合はぜひラッピングを楽しんでみてください。
ラッピングによって「より喜ばれる贈答用ワイン」として完成度が高まるものです。

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