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【ソムリエが解説】ワインの適温と手軽にできる温度調節の方法

ワインの知識
ソムリエ田中

ソムリエ田中です。今回はワインを飲むときの適温」を中心に、誰でも手軽のできる温度調節の方法」についてご紹介します。

よく白ワインは冷やして、赤ワインは室温で‥と耳にしますよね。

それって正解でもありますが、イチガイにそうとも言えないのが正直なところです。

ほとんどの方はワインを”美味しい状態”で飲んでいないと私は思います。

そこで少しでもワインを美味しく飲むために、なるべくわかりやすくワインの適温と温度調節についてお話ししていきます。

ワインの適温とは?

ワインの適温とは?

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ここでは4つのジャンル(発泡酒・白ワイン・ロゼワイン・赤ワイン)について、それぞれの「飲んでウマい」適温を詳しくご紹介します。

発泡酒(スパークリング・シャンパン)の適温

発泡酒(スパークリング・シャンパン)の適温

まず発泡酒ですが、以下のような温度が飲んでウマい適温です。

  • スパークリングワイン‥冷蔵庫でキンキンに冷やす。
  • シャンパン‥冷蔵庫でキンキンに冷やしてから室温に1時間ほど置く。

スパークリングワインはキンキンに冷やした状態が適温で、なぜなら「泡のキメが大きく高い温度では爽快感が減る」ことが挙げられます。コーラなどの発泡性飲料と同じですね。

それに対してシャンパンはキンキンの状態よりもやや高めのほうが適温で、まぜなら「泡のキメが細かく芳香も強い」ことが挙げられます。つまりシャンパンはキメ細かな泡と、高い香りを楽しむために温度をやや高めるというわけです。

白ワインの適温

白ワインの適温

つぎに白ワインの適温は次の通りです。

  • 酸味の強い白ワイン‥冷蔵庫でキンキンに冷やす。
  • 酸味の穏やかな年代物の白ワイン‥冷蔵庫でキンキンに冷やしてから1時間ほど室温に置く。

酸味というのは温度が下がるほど味覚で感じにくくなります。

つまり酸味の強いワインは、口に入れた瞬間の「刺さるようなイヤな酸味」を穏やかにするために温度をしっかりと下げて飲むとウマいというわけです。

それに対してヴィンテージワインなど年代物や、初めから酸味の穏やかなワインなどは「より香りを高めるため」にやや温度を高くして飲むのがオススメです。

ロゼワインの適温

ロゼワインの適温

ロゼワインの適温はこんな感じです。

  • 甘みのあるロゼワイン‥冷蔵庫でキンキンに冷やす。
  • 絡みの強いロゼワイン‥冷蔵庫でキンキンに冷やしてから室温で1時間ほど置く。

甘みのあるロゼワインを高い温度で飲むと、とても甘ったるく感じてウマさが半減します。

それに対してから見の強いロゼワインは、冷やし過ぎると辛みをあまり感じなくなるためやや高い温度で飲むのがおすすめです。

とはいえロゼワインの適温は、基本的にキンキンの状態でほぼウマいと感じることができます。

赤ワインの適温

赤ワインの適温

いちばん問題のある赤ワインの適温ですが、つぎのような感じです。

  • 早飲みタイプのワイン‥冷蔵庫でキンキンに冷やす。
    (ボージョレヌーボーなど)
  • ミディアムボディのワイン‥冷蔵庫でキンキンに冷やしてから室温に1時間ほど置く。
  • フルボディのワイン‥ワインセラーの温度のままデキャンタージュをしてそのまま。

赤ワインの適温はちょっとややこしいですが、こんなふうに覚えてください。

  • 若いうちに飲むワインは冷やす。
  • しっかりと熟成させるワインはほどほどに冷やす。

手軽に買ってサクッと飲む赤ワインは、まず冷やして飲んだ方がウマいです。

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よく”赤ワインは室温で‥”といわれますが、じつは何でもかんでも室温で飲んでしまうと「赤ワインは苦い・酸っぱい・マズい」となってしまいます。もし今までに赤ワインを飲んでそんな経験があれば適温が合っていない証拠です。

まずデイリーでサクッと飲むタイプの赤ワインは「冷やすこと」です。

よほど年代物のヴィンテージワインでない限りは、赤ワインは冷やして飲んでいるうちに少しずつ温度が上がってくるくらいが適温でちょうどいいです。

したがってデイリーワインなら100%冷やす。

ぜひこのようにして飲んでみてください。きっと今まで飲んでいたような「苦さ・酸っぱさ・マズさ」を感じずおいしく赤ワインを飲むことができるはずです。

手軽にできるワインの温度調節

手軽にできるワインの温度調節

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手軽にできるワインの温度適温ですが、すでに感づかれているかもしれません。

よほどのヴィンテージワイン出ない限り、基本的には「冷蔵庫で冷やす」ことです。

あとは先ほどご紹介したように、そのワインの色や味によって調節する。

それもほとんどのワインの温度調節は「冷蔵庫から出して1時間ほど置くだけ」なので、誰でも簡単に適温で飲むことが出来ると思います。

また余談かもしれませんが、ワインの温度調節はこんなふうに覚えてみてください。

  • 5℃の冷蔵庫に1時間入れるとキンキンになる。
  • 室温に10分置くと約1℃温度が上がる。

ざっくりとワインの温度を想像するためなので、だいたいの肌感覚と思ってください。

私達ソムリエは、抜栓する時間などから逆算してワインセラーから出したりしています。
(その時間にベストな適温となるように)

しかしそこまでやるのはプロの技術になるので、だいたいの適温や温度調節を覚えておけば十分に自宅などでウマいワインを飲むことができます。

ご紹介した適温と温度調節方法を実践すれば、周りから見ればきっと”プロ”に見えます。

サクッと簡単にお話ししてきましたが、じつはこれだけの知識でワインをほぼ確実に「おいしい!」と思えるようになるはずです。まわりからも喜ばれますよ!

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赤ワインは「室温で‥」というのは何度?

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赤ワインは冷やさない!室温で!とよく言われますが、じつは間違った表現なのでおいしく飲んでもらうためにちょっと解説します。

  • 赤ワインを飲んだけど渋かった‥
  • なんか苦くておいしくなかった‥

そんなふうに感じるのは、ほとんどの場合が赤ワインの温度が高いためです。

赤ワインは「室温で‥」というのは何度?

というのも、ヨーロッパ地方で昔からいわれている”室温”というのは18度前後。

つまり「赤ワインの適温は18度くらい」というわけです。

これが赤ワインは室温で飲む、といわれているルーツなんですね。

ちなみに日本の家庭でいわれる室温は23度くらい。

ソムリエ田中

23度の室温に保たれている日本の家で赤ワインを置いても、ワインの温度は本来の飲み頃「18度」よりも高くなってしまうため美味しく感じられません。

よほど高級なヴィンテージワインなどではない限り、そこまでの高い温度でおいしいと感じるワインは限りなく少ないというのが現実です。

したがって赤ワインに適した温度は「18度」なので、日本の家庭でいうところの”室温”というのは厳密にいえば飲み頃の温度ではないということになります。

赤ワインを飲むときは

イチガイに”室温だから‥”といって部屋に置いておくのはNG。

できれば温度管理のされたワインセラーに入れたり飲む前に氷水で5分ほど冷やすなど。またはご紹介したように冷蔵庫で冷やして飲んでいるうちに温度が上がっていくという方法をとる。

まず赤ワインを23度の室温にして飲んでも美味しく感じません。

室温のルーツを知っておけば、間違った温度でマズい思いをせず赤ワインを楽しむことができます。

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